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作る楽しみとともに４０年シャッペスパンの糸が誕生した頃私の手作りもスタートしました。色んな布地に対応し、色も豊富！舌を噛むような名前だなとメモを片手に購入したものです。娘、お嫁さんのウエディングドレス、孫たちのお宮参りグッズ、40年間ほぼ毎日手作りを楽しんできました。山あり、谷ありの人生を本当に支えてくれました。孫は小さい頃糸の箱からお気に入りの色を選んでは私と一緒に「よーいドン洋裁」といって手作りを楽しんでくれたものです。色とりどりの糸と同じくらい手作りの楽しい思い出がたくさんです。

娘の妊娠をきっかけにはじめたミシン。大切な誰かのために作るというのがこんなにも楽しい!!と教えてくれました。小さい頃、 「こんなお洋服がほしいなぁ〜。。」と言うと幼稚園から帰るともう完成していて、その時の嬉しい気持ちは今でも鮮明に覚えています。
大人になって、並んでミシンを踏むのが夢でしたが叶えることができませんでした。
が、今はお嫁に来た旦那さんのお母さんとその夢を叶えることができています。この糸棚を作ってくれた旦那さん、素敵な家族に出会わせてくれてありがとう。
そしていつか娘と一緒にミシンを踏むのが私の夢です。

私の母は毎日ミシンで仕立物をしていました。歌を口ずさみながらスカート、ワンピース、スーツと仕上がっていく、そんなミシンの音を聞いて私は育ちました。
私の娘が嫁ぐ日を楽しみにしていた母なのに、当日は病で入院中でした。晴れ姿をみせてあげたくて娘にはグラビア通りのウェディングドレスを、母には不自由な体でも着せやすいフォーマルドレスと帽子を仕立てました。病院の中では皆さんに祝ってもらい、記念写真が撮れました。

ミシンを使ってのキルト作りが本職ですが（もちろんシャッペスパンで！）、大好きなファイターズの応援グッズ作りに、シャッペが大活躍しています。野球の応援ボードは紙で作る人が多いのですが、私のグッズはかわいい布やカラフルな糸を使ってミシンでしっかり縫っているので、周りの人からも「すごい！」と声をかけてもらえる自慢の作品です。これからも、応援グッズや球場通いのためのバッグをどんどん作りたいと思っています。

母は洋裁が得意で、私と妹は、いつもお揃いの服を着ていました。孫の服もたくさん作ってくれましたが、私自身も作りたくなり、縫うようになりました。時は巡り、私にも孫ができ、抱っこ紐やエプロンを作っています。
この夏娘が「自分で縫ったよ」と帽子を見せてくれました。古いアルバムには、母と４つ上の姉さんがお揃いの服を着ているのをみつけました。祖母、母、私、娘、孫、縫う喜びでつながってるんだなとうれしく思います。

祖母の足踏みミシンを母が譲り受け台付きミシンになり、そして私が譲り受け、親子3世代で使っています。嫁入り道具のミシンと一緒に糸も引き継いでいます。
親から子へ愛情を形に洋服を作ると、子供の成長と共に思い出になり、思い出の布が鞄や違う作品に生まれ変わり、作品に命を吹き込む糸たち。
私の子供は男の子なので、ミシンは引き継げないけど、物作りの喜びを引き継いでいます。使い終わる糸芯も楽しみに待ち、ロボットや車に変身です。

私の手づくりの原点は、娘の洋服作りです。
一緒に糸と生地を探しに行き、洋服が出来上がると嬉しそうに着て、毎日公園などに遊びに行きました。
娘の喜ぶ顔が嬉しくてたくさんの洋服やバッグを作ることができ、楽しい時間でした。
今では、その時の洋服のハギレや糸などを利用しながら、ミシンのパッチワークでキルトを制作しています。これからも楽しみながら新たな作品づくりにチャレンジしていきたいです。

手芸し始めの頃の糸選びのことです。手芸店で、シャッペスパンのロゴを見て、懐かしさを感じました。私が小さい頃に裁縫を教えてくれた大好きなおばあちゃんを思い出したんです。しっかり上質な糸で、長く使いたい大切な手作り品にはかかせない存在です。
写真の母子手帳ケースは、見える部分を手縫いし、あえて手作り感をだしました。
息子、娘、そして母である私の分まで作っちゃいました。