環境に対する取り組み
環境方針
フジックスはサステナビリティ推進の一環として、環境保護および汚染の予防に取り組むために以下の活動を実施します。
- フジックスの経営理念を踏まえつつ、地球環境の保護および汚染の予防を目指して、ISO14001の要求事項に適合した環境マネジメントシステムを構築し、これを維持します。
- 環境保護および汚染予防のため、フジックスの事業内容や事業規模に照らして適切な環境目的および目標を設定し、その達成に向けて取り組みます。
- 環境マネジメントシステムが適切に維持されるとともに継続的な改善ができるよう定期的な見直しを行います。
- 環境に関連する法規則・条例・協定および自主管理基準を順守します。
- 環境方針は文書化して、全ての従業員に周知するとともに外部にも公開します。
NEWS
アシックス社の陸上競技用ユニフォームの無水染色化を実現
フジックスは、豊通ケミプラス社を通してアシックス社と協業し、水を使用しない染色技術を用いた陸上競技用ユニフォームの開発に協力いたしました。
https://corp.asics.com/jp/press/article/2024-07-01
テキスタイル染色には大量の水とCO2が排出されますが、その解決策として無水染色が注目されています。この技術はテキスタイル染色に使用される大量の水とエネルギー削減に期待されている技術です。無水染色技術を有する国立大学法人福井大学および、サステナテック社との共同研究により導入した技術をもとに、経済産業省の成長型中小企業等研究開発支援事業（Go-Tech事業）において、滋賀県東北部工業技術センターおよび福井大学とともに実用レベルの技術を確立するにいたりました。
従来のテキスタイル染色は「染色」＋「残存染料の洗浄」工程で大量の水を使用します。無水染色技術では大量の水の代わりに超臨界状態のCO2を媒介として着色する為、水を一切汚さずテキスタイルを染色することができます。また、超臨界染色を使用することで従来の染色で必要だった乾燥工程などの大量のエネルギーを必要とする工程を省くことができる為、エネルギー削減にも期待されています。
加えて、無水工程（超臨界）において福井大学等で脱色の研究も進んでおり、将来のリサイクルシステム構築に寄与すると考えられています。