染色工程
■自動ラックシステム
染色工程では染料の保管に自動ラックシステムを導入しています。
■染め分ける使命 製品の中には600色も展開するものもあり、染色工程ではこれらの微妙な色の違いを「正確に」「継続して」「安定的に」染め分けるという使命があります。
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■あつ~い職場です
染色工程で働いている作業員はこう言います。
「暑さに対しては相当自信があります。
天気予報で騒いでいる記録的猛暑なんて、なんとも思わないですね」とちょっと鼻高々な感じになります。
染色工程の現場には糸を染めるための圧力釜がずらっと並んでいて、釜の内部は高温高圧の状態になっています。
当然そのまわりは通常の室温よりかなり暑くなり、作業員はその中で作業をしなくてはいけません。
現場ではスポットクーラーのほか換気設備も設置していますが、それでも釜のそばの温度は40℃以上になってしまいます。作業員は、水分補給をして熱中症対策に心がけるなど、各自、体調管理への意識を常に持ちつつ、良い糸をつくるという「あつい」気持ちで日々作業にのぞんでいます。
■水に対するこだわり
染色工程の工場は2008年に京都から滋賀に移転し、滋賀事業所内で「撚糸」→「染色」→「仕上」までの一貫生産体制を実現することができました。これにより短納期の要望にも対応することが可能になりました。
染色工程では水を媒体として糸を染めるため、多くの汚水がでてしまいます。滋賀県には「関西の水がめ」である琵琶湖があり、下水排出基準が他県に比べて厳しくなっています。
基準が厳しいこともありますが、フジックスは周辺地域の環境保護のためにも、大規模な排水処理装置を導入しました。 |
そのため、規制物質を除去するだけでなく、透明に近い水を排出することができています。
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